大卒業旅行③ 倉敷尾道編
さて、すっかり記憶が消えつつあるが、3日目である。
タイトルにもある通り今日は倉敷を出発し、尾道へ向かう。今夜のゴールは広島。
今日も長い旅である。
さて、倉敷であるが、今日訪れたのは「大原美術館」。
昨日も紹介した倉敷の名家、大原家が営むもので、国内外の絵画や陶器を扱う。
モネの睡蓮などもあり、十分なボリュームであるが、大きすぎず、絶妙なサイズ感である。
自由なペースでざっとみて1.5時間くらいだったか。
印象的な絵画もたくさんあり、個人的に非常に楽しめた。
次に訪れたのは「倉敷珈琲館」
ここではオリジナルのコーヒーカクテル(?)、「琥珀の女王」をいただいた。
コーヒーをベースに、ミルクやリキュールを加えたもので、一口ごとに味、香りの変化が楽しめる。
珈琲好きの私にしてみればたまらないものである。
とここまで倉敷を満喫したところで、そろそろ電車に乗り尾道へ。
山陽本線を一路ひた走る。
尾道は海沿いの駅。すぐに対岸の島が見える。
とりあえず腹も減ったので昼飯を。
ここは忘れずに「尾道ラーメン」である。
醤油ベースで背脂の入った一見重たそうなラーメンなのだが、ストレートの細麺がスープとよくからみ、さっぱりして美味しい。
大盛りにして正解である。
今日の目的の一つは、しまなみ海道である。
自転車もまた一興であろうが、今回は車をチョイス。
駅近くのレンタカー屋で車を借りて向かう。
まずは千光寺である。
ロープウェイで千光寺山の上へ登り、文学の道などを通りながら境内へ。
海辺でありながら山をも擁する尾道の街は、千光寺から一度に見下ろすことができる。
遠く島々も見え、絶景とはこのことである。
ここ千光寺には「鎖の修行」なるものがあり、せっかくなので挑むことに。
鎖を伝って急斜面の岩を登っていくのだが、これがなかなかにしんどい。
同行者と手を携え、無事に攻略した。
さて、そろそろドライブの始まりである。
しまなみ海道は、芸予諸島の島々を貫く道路で、広島県尾道市と愛媛県今治市を結んでいる。
さてその間には大小様々な島があり、たくさんの人が暮らしている。
我々が最初に向かうのは、愛媛県側に位置する大島である。
ここでの目的は「能島水軍」である。
かつての村上海賊で、ミュージアムや潮流体験が存在する。
しまなみ海道を駆け抜けること30分強。
無事に目的地に到着。
潮流体験は興味深い出来事の連続であった。
海賊たちが根城とした「能島」は瀬戸内海の早い海流に守られ、容易に近づくことはできない…
モーターボートが岸に近づこうとすると、外側を流れる海流に押し戻され、海流が渦を巻く。
別の場所では海底の岩にぶつかった海流により海水が水面上にまで噴き上げるなど。
案内の方は地元の民話なども紹介してくれ、色々な楽しみ方をすることができた。
さて、そろそろ日も傾いてきたということで、尾道へ向かってしまなみ海道を戻る。
が、これで終わりではない。
途中の因島には白滝山という山があり、上には神社もある。
ドライブついでに立ち寄った山で、かつてないほどの景色を見た。
美しい島々と真っ赤な太陽。
言葉に表せない景色であった。
さて、日も沈んだところで尾道に戻る。
相変わらずの快適ドライブ、夜は夜でまた楽しい。
車を返し、再び電車に乗り広島へ。
広島って都会だわ…
ということで、ホテルにチェックインし、今日はお好み焼きをテイクアウト。(広島焼きじゃないよ!)
うん、絶品。
今日もあちこち巡ってクタクタです…
明日もあるので、今日はこの辺りで。
早く休んで、明日は朝からお散歩かな…